recovery-service’s blog

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BUFFALO:HD-H250U2(SAMSUNG:SP2514N)

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突然認識しなくなったと、何度かリピートでご利用いただいているお客様で、保守をおこなっている企業様から連絡がありました。

最初のお電話では、放電作業や幾つかその場でおこなえる作業をお伝えし、お電話を切りました。ですが、改善しなかったということで、当社に届きました。

認識不良と、セクタの異常が見受けられましたので、作業をおこない復旧することができました。

今回は、フォルダ名、ファイル名が大変長いものが多く含まれ、NTFSの仕様上、エラーとなるレベルのものがありました。

これは、復旧作業をしていると、よくあることなのですが、あまり一般的には知られていないのかもしれません。それは、保存する時には問題がないことが多く、移動するときや、削除をするときにエラーとなるからだと思われます。

保存時のルールと、移動、削除時のルールが、厳密なところでズレがあることからおきるのではないでしょうか。

これは、一見、それほど難しい内容には見えませんが、実際には、その対象ファイルをどうするかということになります。フォルダ名の変更、ファイル名の変更は、オリジナルをそのままという復旧の当たり前に反します。削除は許されません。当社では、ケースバイケースですが、お客様へお伝えし、一つ上の階層、もしくは、別の分かるフォルダへ作業時に移動をします。

ですが、これとて場所、パスが変更となりますので、厳密には避けたいところです。

移動をした後に、再度元に戻すという手もありますが、貸し出し用HDDで御納品の場合には、お客様のHDDへ転送する際にエラーとなります。

さらに、ファイル数の問題もあります。これも、よくおきることですが、お客様は、1万ファイルを超えたあたりから、実感がありません。キャッシュファイルや、システムのファイルなどは、意図しない形で増加したり、存在したりしますので、

5万ファイルあります、10万ファイルありますとお伝えしても、ピンときません。

ちなみに、復旧時に多いボリュームゾーンは、5万から30万ファイルぐらいでしょうか。話が長くなりましたが、エラーファイル数が多い場合もありますので、やはり個別に対応するほかありません。

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